chloeリリィバッグ
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null 新川豊は元気だった。いつもだいたい。 レスポンスが早い。 話していてキレが良かった。 ノリも良かった。 その新川が、ある時こんなことを言った。 新川『姪がさー、やっぱ群青行くんだけどさ、いろいろ教えてやらんと』 揉めた。 しかも相当に可愛いとのこと。 さらに揉めた。羨望と嫉妬だった。 この二つが揃えば、だいたいどんな相手でも憎める。人間は。 俺は憎みはしなかった。 続く豊の発言が、よりさらなる衝撃を引き起こしたからだ。 新川『本気で、妹みたいなもんなんだよ。同居してるし』 可愛い血の繋がらない妹的存在と暮らしている。 しかも後に聞いたところでは、両親はほとんど家に帰らないらしい。 こういうシチュを、逸般的に同棲と言います。 二人とも群青に通うことになる。