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2015-01-31 03:45    chloeサム財布
 しばらくして仙人は左近を小脇《こわき》に抱えて庭に出てきたので、芳香仙子は驚いた。 「お師匠さん、そいつをどうなさるんです?」  仙人は、「玉泉洞《ぎよくせんどう》に行くぞ!」と一言。  一陣の風とともに、師弟はたちまち姿を消した。  あとには、狐と土地神だけがポカンとした顔で残された。     四  鉄拐仙人が左近を助け、仙界へ連れ去ったのにはわけがある。  酒に沈んだ左近の眉間《みけん》に、俗眼には見えない、ある|しるし《ヽヽヽ》があらわれていたのだ。  それは、仙人にとっても、またこの世の誰にとっても、すこぶる重大な意味を持つしるしであった。だから仙人は酔漢を抱えて、西嶽佳佳山《せいがくかかざん》にいる道友《どうゆう》の仙洞に急いだのだった。  鉄拐李の道友・抱樽大仙《ほうそんたいせん》の住む玉泉洞は、酒仙たちのたまり場である。  佳佳山は大地の酒気が凝結してできた山であり、山のここかしこからにじみ出る酒気が日月の霊気に感応し、自然酒の泉となって流れている。玉泉洞の洞内には、そういう酒泉のうちでももっとも風味絶佳な泉がこんこんと湧《わ》いている。だから今日も、鉄拐を入れて俗に酔八仙といわれる呂洞賓《りよどうひん》、漢鍾離《かんしようり》、韓湘子《かんしようし》、藍采和《らんさいわ》、張果老《ちようかろう》、曹国舅《そうこくきゆう》、何仙姑《かせんこ》らをはじめ、神仙界の左党があつまっていた。  鉄拐が左近をかかえて、つかつかと入ってくるのを見ると、「やあ、鉄拐」と赤《あか》ら顔の、愛想の良い抱樽大仙は声をかけた。 「なんだ、その男は。俗人じゃないか」 「ちょっと、こいつの額のところを見てもらいたい」  左近の眉間を一目見るなり、抱樽大仙は言った。 「ふむ……ちょっと待てよ。酒鏡にうつしてみよう」